Works

政策デザインワークショップ
文化課|企業の文化芸術活動支援を拡大させるためには?

2025年7月に福井県庁未来戦略課で「企業の文化活動の拡大に向けて」をテーマにした政策デザインワークショップを開催しました。

今回のワークショップは、福井県の芸術文化振興を担当する文化課から、企業の文化芸術活動支援を拡大させるためにはどのようなことができるか?との相談をきっかけに開催。

アンケートやインタビューなどから、文化芸術活動支援のメリットがわかりづらいことや、支援の実施は経営者の考え方によるところが大きいこと、スポーツへの支援に比べて文化芸術への支援はイメージが湧きづらいことなどが課題として浮かび上がってきました。

ワークショップでは、そもそも文化芸術活動に対して企業や従業員はどのようなイメージをもっているかを再確認。そして特に文化芸術活動への関心が薄い企業に対して、支援拡大を図るためにはどのようにアプローチすべきかを議論しました。

クリエイターからは、文化芸術活動への支援はカッコいいという社会のイメージをつくり上げていけるよう、「支援」という言葉を「応援」や「サポート」という言葉に置き換えてはどうかや、クラウドファンディングのように支援の意義やメリット、リターンをパッケージ化して可視化してはどうかと支援に対する心理的なハードルを下げるためのアイディアが出されました。

また、企業へのアプローチの際は、文化芸術への支援が地域づくりにつながることや、金銭的な支援だけでなく、その会社がもつリソースを提供すること(所有するトラックで荷物を運ぶことや社員の参加等)も支援の一部になるということもアピールしてはどうかという意見も。
今回は参加クリエイターそれぞれの専門性や実体験からの意見が多く出たワークショップとなりました。