Works

政策デザインワークショップ
長寿福祉課
ターゲットを細分化してそれぞれに刺さる内容と手法で魅力発信を

2025年7月に福井県庁未来戦略課で「介護の仕事の魅力発信、介護人材の確保」をテーマにした政策デザインワークショップを開催しました。

今回のワークショップは、高齢者福祉や介護人材確保等を担当する長寿福祉課から、介護職の魅力を発信し、介護人材の確保につなげるためにはどうするとよいか?との相談をきっかけに開催。

2025年に高齢者数、2040年に要介護認定者数がピークを迎える見込みで、今後、さらなる介護ニーズの高まりが想定されます。その一方で、介護の仕事は、きつい・つらい等のイメージが先行してしまい、就職先として選ばれにくく50~60代の方が多いことから、若手人材を確保していくことが課題となっています。

こうした課題解決に向け、ワークショップでは、介護は自分の家族にも起きるかもしれない身近なものという認識をもってもらうことにより、みんなが介護に関わる将来を目指すという目標をまず設定しました。その上で、ターゲットを細分化してそれぞれに相応しい情報や刺さる魅力を伝えていく、例えば、学生はウェブサイトの印象で就職先を判断することもあるので、情報発信の意匠も整えて適切な時期に適切な情報を発信すべきといった意見も。

また、同様に人手不足に苦労している保育士も、誰かに手を差し伸べる職業という点では共通しており、人材採用に関するプラットフォームを他の業界と統合するなど、もっと俯瞰的に分野を跨いで連動させていくと効率的で効果的に課題を解決できるのではないかなど、新しい着想からの議論も深めました。