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県内高校生向け「クリエイティブ・シンキングワークショップ」を開催

福井県教育委員会と福井県クリエイター協会が、政策デザイン<共創>ワークショップで進めている県立高校生向けに創造的思考を養い、社会に役立つ企画力を身につけるにはどうしたらよいか、という政策づくりの一環で、「クリエイティブ・シンキング ワークショップ」を8月10日に開催しました。

当日のワークショップでは、県内高校生17名が参加。デザイン・プロセスの事例として、六感デザインの野路靖人さんが福祉事業所と連携して取り組んでいる「フクション!」について紹介。「フクション!」が生まれるまでのリサーチや方向性をどのような対話からつくりあげていったか、また具体的なパッケージデザインの紹介まで行いました。

ワークショップでは、福井県が15歳〜24歳までのボランティア参加率が全国で最も低いという社会課題から提案を考える「ボランティアをしたくなるには?」をテーマに、4テーブルに分かれて「ボランティアのイメージ」「ボランティア活動のリサーチと分析」「提案」をディスカッションしながらまとめました。

プレゼンでは、ボランティア参加に至るまで、情報のキャッチが難しい、一緒に参加できる仲間がいないなどの動機の課題からSNSでの情報発信やボランティア募集サイトのPRチラシに景品チケットをつける、地域のPRとともにボランティア活動の紹介を行うなど、さまざまなアイディアを発表。

参加した高校生からは、「新しいアイディアに触れることができ、自分では思いつかない発想で驚きの連続だった」、「いろいろな意見を聞き、考えを深められ、自分たちの考えが1つにまとまり嬉しかった」などの感想も。今後も参加してみたい意向も全員が参加したいという回答があり、今後も高校生向けに創造的思考について学びの場をつくっていきたいと思います。
事例紹介:六感デザイン 野路靖人
ファシリテーター:坂田守史、景山直恵、古川朋香、福島雅望、黒川拓夢